2009年2月2日月曜日

44.年金価値の減少

これからの日本が、高齢化社会になることは確定しています。
高齢化社会になると、労働人口が減少します。労働人口の減少は、生産力の低下を意味します。生産力が低下すると、モノ不足になります。モノ不足の解消には、輸入を増やすか新しい労働力を確保するしか方法がありません。しかし、これ以上輸入依存度を上げるのは危険です。自給力を上げるべきです。若年労働人口が減少する中、自給力を上げるには、海外労働者の受け入れか高齢者の雇用促進しかありません。
ともかくこのまま放っておくと、間違いなくモノ不足になります。モノ不足はインフレを招きます。物価が上がるのです。そうすると年金価値が減少します。そう、これがいいたかったのです。
高齢化社会 → 労働人口の減少 → 生産力の低下 → モノ不足 → インフレ → 年金価値の減少
こういう流れです。今予定されている年金で、生活設計できると思い込んでいると、物価の上昇という邪魔者に壊されてしまうのです。一方で少ない労働人口が、大量の年金受給者を支えるという構図は全く変わりません。このように考えると、これからの日本人の老後は真っ暗闇なのです。(明日につづく)

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