2009年2月24日火曜日

57.逆年金

高齢化社会は、年寄よりも若者により大きな影響を与えています。のっぺりと間延びした生命を前にした若者たち。自分の前に立ちはだかる長い人生。負け組の若者たちにとって、人生とは辛く厳しいものでしかありません。そこから逃れる方法はないと知っているから、計画的にキレて見たりするのです。怒りや不満をぶつける相手が不明なまま、誰でもいいからナイフを切りつけるのです。
これは冗談半分ですが、逆年金というのはいかがでしょうか。年金をたくさんもらって余っている年寄や大金持ちの年寄から原資を頂戴して、ワーキングプアの若者たちの年金助成に回すのです。公的年金支給停止制度を、一歩進めるのです。少しは格差の解消になるのではないでしょうか。また、キレる若者も少しは減るのではないでしょうか。
もう一つ、選挙権の放棄というのはどうでしょう。75歳以上は選挙権がなくなるというと、物議をかもしますから、選挙権を返上できる、つまり放棄しても構わないようにするのです。謙譲の美徳のある年寄は、自分は隠居して世の中のことは若者たちに任せようと考えるでしょう。(明日につづく)

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