2009年2月10日火曜日

50.一番乗り

醜い老人が増えている一方で、ずるい老人も増加しています。偏見かもしれませんが、太平洋戦争の生き残りの80代の男性に多いような気がしています。
「戦友の遺骨を抱いて」という軍歌があります。
一番乗りをやるんだと~   力んで死んだ戦友の~  遺骨を抱いていま入る~  シンガポールの街の朝~
敵陣に一番乗りをかければ、撃ち殺される確率は限りなく高いはずです。お国のためと思って純粋な気持ちで真っ先に突っ込んで兵たちは、ほとんど死んでしまったと思います。何度もの突撃で、常に一番乗りを目指していれば、命がいくつあっても足りません。映画、「コンバット」のサンダース軍曹のような兵隊は、実際には存在しなかったと見るべきでしょう。
ともかく、生き残った人たちには申し訳ないですが、一番乗りのような行動をとらなかったから生き残ったのではないと思うのですが、いかがでしょう。生き残ったことが、悪いと責めているのではありません。逆に生き残りという選択肢も、当然あっていいとは思います。私が言いたいのは、体を張って先頭にたたなかったから、生き残ったという事実です。(明後日につづく)

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