2009年1月23日金曜日

38.阪神タイガース1万回優勝

年寄対若者のせめぎあいというのは、人類にとって永遠のテーマです。人類が地上に出現して以来、人間は子供を生んで育ててきました。育った子供は大人になり、孫を作ります。そして自分は年をとり、死んでいくのです。人生という限られた時間の中で、若者は子供を作りやがては年寄となって死んでいくのです。この繰り返しの結果、現在のわれわれの存在があるのです。
死んでいく年寄を優先するのか、これからの時代を担う若者を優先するのか、この一点で二大政党に分かれて戦うべきです。これが私の主張です。
お金が年寄から若者にシフトすると、いろいろな効果が見えてきます。先日書いたように、お金がそれを使える年代の人たちに移ることによって、劇的な経済効果を生み出すことでしょう。景気は絶対によくなります。何しろ眠っている1000兆円の金が、世の中に出回ることになるのですから。
阪神タイガースが優勝すると、1000億円の経済効果があるという試算があります。1000兆円ということは、阪神タイガースが1万回優勝するのと同じ経済効果なのです。タイガースが毎年優勝したと仮定しても、1万年かかる経済効果が、ほんのわずかな期間で可能になるのです。
これが実現すると、若者の教育費にもっとお金がかけられます。すぐにお金にならない数学や物理学などの基礎研究や、哲学・芸術分野などに取り組む若者が増加します。ノーベル賞の受賞者は、もっと増えるのではないでしょうか。(来週月曜日につづく)

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